登山初心者が四国の霊峰・紅葉の石鎚山を登る

登山

週末を利用して、四国遠征に行ってきました。目指すは西日本最高峰となる石槌山。

石鎚山のことを事前に調べると、垂直に近い崖を数十m登る鎖場や、天狗岳へのナイフリッジの移動など楽しみが満載。おまけにこの時期は紅葉まで楽しめそう。

山口からフェリーを経由して石鎚山を目指す

石鎚山山頂への登山は石鎚スカイラインの終点となる土小屋を起点とした土小屋ルートを選択しました。山口県からフェリーを使った移動だと午前8時15分伊保田港発のフェリーを使うと12時半ごろには土小屋に到着です。

久万高原町の面河渓方面から石鎚スカイラインに入ると視界に石鎚山の山頂が入ってきます。あの切り立った頂上に登ることを想像するだけでドキドキしてしまいます。

石鎚スカイライン沿いの木々も黄色く染まっていました。

そして12時過ぎに土小屋に到着。カフェを併設したモンベルショップがなどがありました。

今日は土曜日の昼ということもあり駐車場やロータリーは満車。そこで、今回はさらに500mほど奥にある第2駐車場に車を止め登山を開始。

土小屋ルート

土小屋ルートを用いた際の石鎚山山頂までの獲得標高は約800mとなります。

スタートからしばらくは傾斜が緩く、よく整備された登山道が続きます。但し、山頂付近は下の高低図のようにかなりの急勾配。ここに鎖場もあります。

今回は午後出発ということでかなりの数の下山者とすれ違いました。

こんなケルンも

時々顔をのぞかせる石鎚山の山容がよき。

そして2時間ほどで成就ルートと山小屋ルートの合流地点に到着。石鎚山頂までのあと600m。

あと少しで山頂!

鎖場を使って石鎚山山頂へ

この鳥居を越えた先の石鎚山山頂までのルートは鎖場とその迂回路(巻道)となります。

実際に鎖場に到着すると、写真で見てきた以上の光景。

「壁やん、、、、、。」

だけど、せっかく来たので意を決して登ってみることに。3点支持は忘れずに!

あまりの斜度に慄き、鎖場の全体像を撮影し忘れました。こちらは登っている最中のgoproのキャプチャ像です。写真では伝わらないけれど、本当に壁。

そうして、二の鎖・三の鎖を経て石鎚山山頂へ到着!

と思いきや、鎖場を経て到着したのは弥山と呼ばれる峰。石鎚山の最高峰はこの先のナイフリッジの先にある天狗岳。

恐怖のナイフリッジを越えて西日本最高峰の石鎚山(天狗岳)へ

弥山から天狗岳へは岩が切り立ったナイフリッジを這うようにして通過するポイントがあり、こちらもなかなかのスリル。

目に入る崖下の光景に目が眩みそうになりながらも、、、、

登頂!

天狗岳に着いた頃にはガスが出てきて視界が悪くなってきたけど西日本最高峰に自分の足で到達したと思うと、もう感無量!

天狗岳には小さなお社が

この先には南先鋒があるそうですが、これは次回にお預け(行くのが怖いとは言っていない)。

再び弥山に向かってナイフリッジな岩を戻るのでした。

弥山にある石鎚神社の脇には鎖のオブジェがありました。昔使われていたのかな。

そして下山開始。

土小屋についた頃には日も暮れかけていました。石鎚山のシルエットが幻想的。

土小屋の標高は1492m(いよのくに)だそうです。

そして翌日もご来光を求めて石鎚山へ

翌日の天気予報が良くなかったため、二日目は元々、麓の面河渓などを探索する予定としていましたが、深夜に空を見上げると星空が広がっていたため、もしかしたらご来光ワンチャン?ということで再び石鎚山に登ってみることに。

その結果は、、、、

山の天気って変わりやすいことを身をもって実感しました。雨対策は必須!

下山して土小屋に到着する頃に晴れてきてちょっと悔しい。

その後は瓶ヶ森・UFOラインを探索して帰路に着いたのでした。

帰りがけに見えた石鎚山。

はぁ、この天気の中で登りたかった。来年に持ち越しじゃ!

初心者でも鎖場・天狗岳を登ることができました

西日本最高峰、鎖場、ナイフリッジなど初心者にはハードルが高そうなキーワードが並ぶ石鎚山でしたが、体調を整えて慎重に進めばなんとか登ることができました。

来年は南先鋒、そしてその先には北壁登りなどができるほどにスキルアップしていきたいです。

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