福岡市近郊の登山スポット・雷山(脊振山系)に登ってきた

登山
雷山

福岡県糸島市と佐賀県佐賀市の境界にある雷山に登ってきました。

雷山は先日登った十坊山と同じ脊振山系に属する山の一つで標高は955mです。

雷山にはかつて300ほどの僧房があったと伝えられていて、また山全体が雷神の鎮座する霊山とされるなど歴史ある山です。

今回は福岡県側の雷山観音を起点として頂上を目指しました。登山初心者目線での難易度や頂上からの眺望をレポートします。

まずは今回の登山のビデオグラフィから

雷山観音からの登山ルート

雷山観音前バス停横の無料駐車場(トイレ付)に車を止め、雷山登山口を起点に時計回りの周回コースを歩きました。駐車場(標高300m)と雷山山頂(955m)との標高差は650m。コースタイムは3時間32分、獲得標高は713mになります。

駐車スペース50台以上
トイレあり
標高約300m
備考雷山観音前バス停の正面

1.雷山観音前バス停
2.雷山登山口
3.清賀の滝
4.上宮
5.雷山山頂
6.雷山スキー場跡
7.雷山大展望台
8.雷神社
9.雷山登山口
10.雷山観音前バス停

ザックにクッカー、水1L、レインジャケット、ファーストエイドキット、行動食を詰めていざ出発!

スタート地点の駐車場。雷山観音前バス停の正面にあります。登山開始時点(13時ごろ)で15台ほどの車が駐車していました。

50台以上は止められそうな駐車場

駐車場から登山口までは県道564号線を通行します。この県道は県境となる長野峠につながっています。

しばらくすると左手に登山道が見えてきます。ここで左に曲がります。

序盤は沢沿い中心のルートです。渡渉箇所も数箇所あり、雨で増水すると少し危険そうな場所も数カ所ありました。

サワガニもいる

そしてしばらくすると清賀の滝に辿り着きます。椅子やテーブルがあり、休憩することもできます。今回は休憩なしで歩を進めます。

少し朽ちかけた木の橋を通過すると、登山道は尾根沿いに近いコースとなり水の音が消え、踏み音と鳥のさえずりが聞こえるようになります。

ここからは山頂まで樹林帯をひたすら登っていく感じです。

登山道には一定の間隔で次のポイントまでの距離を示す看板が立てられていて、自分の現在地を知ることができます。上宮まではあと811m。

清賀の滝以降は崖の横をトラバースしたり、鎖場も何箇所かありちょっとしたスリルも味わえました。

登山開始からちょうど1時間ほどで上宮に到着。3つのお社が祀られた神聖な雰囲気の場所。

上宮を越えると山頂まで急登が続きます。そして20分ほどすると両脇の笹の間から明るい光が見えてきました。

雷山山頂に到着!

雷山からの眺望

雷山山頂には大岩があり、そこからは360度の眺望が見渡せます。北側は福岡市内、糸島市。東西は脊振山系の山々(伊原山、羽金山、浮岳、十坊山など)。なかなかの絶景です!

夜間だと福岡市の夜景、早朝だとご来光が拝めそうですね。

福岡市内方面
佐賀県側方面(中央が羽金山、その右が浮岳、十坊山?)羽金山は日本に二箇所ある標準時電波の送信所です。
山頂にはススキが生い茂っていました

山頂で飲むコーヒーは美味い!

山頂から西側への周回コースは眺望のよい道が続きます。山頂からの急なくだりを少しおりると一気に視界が開けてきます。ここはかつての存在した雷山スキー場跡のようです。

雷山スキー場跡
笹が生い茂っている

そして、スキー場跡を下ると雷山大展望台に到着!糸島市内や玄界灘が一望できる絶景スポットです。雷山山頂からは見ることができなかった玄界灘を一望することができました!

大展望台を越えると再び樹林帯に入り、登りと同じように序盤は尾根沿い、終盤は沢沿いで高度を下げていきます。数カ所急な土の下り坂があるので転ばないように注意!

途中、雷神社(いかづち神社)に立ち寄り。

樹齢900年以上と言われている大杉。こういう木をみるとこの山の歴史を感じますね。

雷神社でお参りした後は参道正面の登山ルートに復帰し、そのまま駐車場へ向かうのでした。

初心者視点での雷山観音からの周回コースの難易度は?

今回、午後出発で約3時間半をかけて周回コースを一周してきました。登山道がよく整備されていて、危険な箇所は注意喚起もあり、道迷いもしにくいことから初心者でも十分に楽しめる山でした。

獲得標高は713mと登りごたえもあり、沢あり、尾根道あり、滝あり、山頂からの眺望ありと登山の楽しさが凝縮されている感じです。

脊振山系は複数の登山ルートがあるようなので次回は井原山への縦走ルートなども経験してみたいですね。

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