今シーズン3度目の坊ガツルテント泊登山に行ってきました。
今回は三俣山の紅葉が素晴らしいとの情報を目にしたので二日目に三俣山の全峰を踏破することが主な目的。
しかし、2日目に行った三俣山はガッスガス。目的だった全峰踏破は果たしたものの楽しみの一つだった紅葉刈りは残念な結果に。
しかし、2日目の結果を晴らすべく登った大船山への朝駆けで感動的な雲海+ご来光を目にすることができました!
合計タイム | 15:30 |
距離 | 23.1km |
上り/下り | 2013m/2013m |
今回の行程図です。
1日目は夕方に長者原を出発し、雨ヶ池ルートを経て坊ガツルキャンプ場へ。2日目は坊ガツルから法華院温泉、諏蛾守越を経由して三俣山の全峰を踏破。3日目は大船山に朝駆けしたのちにテン場に戻り法華院温泉、諏蛾守越を経由して長者原へと戻るルートとしました。
動画はこちらです。
1日目:日暮近くからのテン場への移動
長者原を出発したのは午後5時前後。長者原ビジターセンター時点で既に薄暗くなってきていました。当初は午後4時の出発を予定していましたが日暮近くのこの1時間の差は大きかったです。
雨ヶ池手前の樹林帯に入るとすぐに周りは暗くなり人影もまばらに。
整備された登山道とはいえ、15kg前後のザックを背負い、時々獣の匂いのする暗闇の中で歩を進めるのは薄気味悪く、結構不安でした。
そして歩くこと2時間弱でようやく坊ガツルに到着。ほっと一息です。
今日は金曜日ということでテントの数はまだ少なめ。早速テントを設営し夕飯を作ります。
初日の夜はメスティンで炊いたご飯とレトルトカレーと焼肉、ビール。疲れた体にビールが沁みる!
そして深夜に空を見上げると一面の星空。張り詰めるような冷たい空気の中、しばらく空に見入ってしまいました。
2日目:ガスガスの三俣山
そして2日目の朝は晴れ。良い登山日和になりそう。
10月下旬の坊ガツルは既に0℃まで気温が低下。特別な場所に来ていることを実感します。
身支度を整え、午前7時過ぎにテン場を出発。快晴でめちゃくちゃ気持ちいい。
経由地の法華院温泉山荘に到着。ここは売店や温泉が整ったオアシスのような場所。
ここから諏蛾守越までの急登を登り、北千里浜に到着。少しガスが湧き始めてきました。
北千里浜には至る所にケルンが作られていて、立ち止まって見てしまいます。
そして三股山への登山口となる諏蛾守越に到着。
頂上付近にはガスが更に湧いてきています。
再びケルン。出会うたびに写真を撮りたくなる。
そして三俣山西峰に登頂。まだ日差しがあるものの、周囲はかなりガスガスです。
そして更に標高を上げ本峰に到着。天気の状況は悪くなる一方。
そしてIV峰にも。IV峰の標識は西峰や本峰と比べると見落としてしまうほど控えめでした。山頂の命名や看板を見ると何だかぞんざいに扱われている感じ(笑)
次は北峰を目指します。ただ、ガスはひどくなる一方。
かつての噴火口跡。晴れてたら綺麗なんだろうなぁ。
そして北峰に到着。北峰へのコースは本峰までとは大きく違い、ロープ渡りもある急斜の連続です。ボクはアドベンチャー感があって好きです。
その後、南峰へと向かいます。時々ガスが晴れた隙間に紅葉を撮影。
南峰に到着。少し晴れ間が覗いたもののまたすぐにガスが湧き始めたことから今回は退散することに。
南峰からは破線ルート(急登)を使って坊ガツルに下りました。
このルートがかなりの急斜面で、ロープなどを使って這うように降りていきます。登りは結構きつそう。
途中に見つけた看板。登りの人には疲れた体に鞭を打つようなメッセージ笑
そしてテン場へ帰還。午後はここでゆっくりと過ごします。
ビールを飲みながらラーメンを作ってみたり。ちなみに今日はうまかっちゃん!
法華院で温泉に入り生ビールを飲んだり、
色とりどりのテントを撮影したり、
大岩の上に寝転がって陽が沈むのをのんびりと眺めてみたり。
そして夜が更けていきます。
3日目:大船山からの雲海とご来光
午前3時ごろに起床し、テン場を出発。
登山道の前後には数組のパーティーもあり、山頂は混み合いそうです。
そして午前5時半ごろに山頂に到着。日の出は6時半なので早く着きすぎました。
んん、なんだか雲海がすごいぞ。
そして日の出の瞬間。写真の100倍ぐらい超幻想的!
モルゲンロードも。
山頂は人、人、人。
そばで「最高〜、最高〜」と連呼されている方がいらして、聞いたことある声だと思ったらYoutuberの方でした。
坊ガツル方面にも雲海が広がっていました。
この大船山での雲海&ご来光を見るだけでも来た甲斐がありました。
その後下山し、名残惜しいながらもテン場を後にするのでした。
法華院山荘温泉、諏蛾守越を経由して長者原に向かいます。
そして長者原へと無事に帰還。
今回もくじゅう連山には素晴らしい経験をさせていただきました。
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